処理水放出開始

徒然なるままに

 

福島第一原子力発電所に流れ込む地下水をタンクに貯めていたが、

 

大量になりすぎて、この汚染水を浄化して、更に、海水で希釈して、海中に放出する事になった。

 

 

 

浄化しても最終的にはトリチウムをゼロにすることができない。

 

 

経済的にも技術的にも完全には取り除くことができない。

 

これを海水で薄めて海中に流すことになった。

 

このトリチウムの濃度は、国際基準に合致しており、健康には問題なしと国際的に認定されている。

 

しかし、この放流に関して、中国や韓国がクレームしていて、中国は日本産の海産物の輸入に全数検査を行うことにより、実質的に輸入制限を開始している。

 

韓国も反対運動が、日本でも、福島の漁業組合も風評被害を根拠に反対している。

 

 

実際には、中国や韓国、フランス、英国等の原子力発電所から流出している処理水からは、日本が流す基準の数倍以上のトリチウムを垂れ流しています。

 

 

その事実には触れずに、日本の放流のみにクレームしています。

 

こんな環境の中で、いよいよ福島沖への海流放出を開始しました。

 

 

報道によると、

 

東京電力は24日、福島第一原子力発電所(福島県)の処理水の海洋放出を午後1時過ぎに開始したと発表した。

 

最初に放出する処理水の希釈状況や気象条件などに問題はなく、計画通り放出できると判断した。

 

放出期間は30年程度に及ぶ見通し。

 

政府と東電が2041~51年を目標とする同原発の廃炉に向けた一歩となる。

 

 

 処理水は、2011年の炉心溶融(メルトダウン)事故で溶け落ちた核燃料を冷却した後の汚染水を浄化処理し、トリチウム(三重水素)以外の放射性物質を取り除いた水だ。

 

 

 計画では、処理水を大量の海水で薄めてトリチウム濃度を国の排出基準の40分の1(1リットル当たり1500ベクレル)未満にし、原発から約1キロ沖合の海底トンネルの先から放出する。

 

 

これだけ慎重に慎重に希薄、希釈しての海流放出であり、実質的には問題なしと思えます。

 

何はともあれ、福島第一原子炉の廃止の第一歩が開始されることになります。

 

 

 

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