ニューヨークの株価市場でIT関連の株価が上昇しています。
特に、今後は半導体業界の重要性が増大していくものと思われます。

半導体業界の現状と将来について情報を集めてみました。
半導体業界の現状は、大きく分けて以下の2つです。
- 半導体需要の増加
- 半導体不足
1つ目の半導体需要の増加は、デジタル化の進展やコロナ禍によるテレワークの拡大などが背景にあります。
スマートフォンやパソコン、ゲーム機などの電子機器の普及に加え、5G通信や自動運転などの新たな技術の登場によって、半導体の需要は拡大しています。
2つ目の半導体不足は、1つ目の半導体需要の増加に加え、新型コロナウイルス感染症の拡大によるサプライチェーンの混乱が要因となっています。
また、半導体製造は高度な技術と設備を必要とするため、新規参入が難しいことも、供給不足の要因となっています。
半導体不足は、2021年頃から世界各国で深刻化し、自動車や家電などの製造に影響を与えました。
2022年には、半導体メーカーの生産能力拡大や在庫調整の進展によって、供給不足は徐々に解消される見通しですが、完全な解消には2023年以降までかかると予想されています。
半導体業界の将来は、以下の3つのトレンドによって大きく左右されると考えられるでしょう。
- 半導体技術の進化
- 半導体の新たな用途の創出
- 半導体製造のグローバル化
半導体技術の進化は、半導体の性能向上と低消費電力化を可能にし、新たな用途の創出につながります。
例えば、
人工知能(AI)や量子コンピューターなどの技術開発には、高性能かつ低消費電力の半導体が不可欠です。
半導体の新たな用途の創出は、半導体業界の成長を牽引する要因となります。
例えば、
スマート家電やウェアラブルデバイスなどの普及によって、半導体の需要は拡大すると予想されています。
半導体製造のグローバル化は、半導体メーカーの競争力を高め、供給不足の解消につながります。
例えば、
台湾のTSMCや韓国のSamsung Electronicsは、世界最大規模の半導体製造ファウンドリーとして、世界中の半導体メーカーから生産を委託されています。
半導体業界は、今後もデジタル社会の発展とともに成長していくことが期待されています。
その結果として、NY市場で株価に反映されています。
具縦的な主要銘柄の動向は下記のとおりとなっています。
NY主要株価-インテル、エヌビディア、AMD、メルク、ネットフリックスが上昇
6:31 配信

<情報技術セクター>
インテル
33.98 +1.09 (+3.31%)
エヌビディア
471.16 +14.48 (+3.17%)
アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)
109.43 +3.77 (+3.57%)
マイクロソフト
327.00 +4.54 (+1.41%)
ビザ
242.30 +1.73 (+0.72%)
IBM
143.41 +1.92 (+1.36%)
アップル
181.12 +3.89 (+2.19%)
シスコ・システムズ
55.98 +0.52 (+0.94%)
オラクル
117.84 +1.30 (+1.12%)
アドビ
530.71 +11.23 (+2.16%)
セールスフォース
209.13 +2.37 (+1.15%)