- トコジラミは吸血性の寄生昆虫で、カメムシ目トコジラミ科に属します。人間や動物の血液を吸って生活しています。

- トコジラミは主に夜間に活動し、寝ている人間の露出した部分を刺して血液を吸います。
- 刺されると赤い斑点やかゆみが出ますが、感染症を媒介することはありません。
- トコジラミは家具や布団などの隙間に隠れて繁殖します。駆除するには高温処理や殺虫剤などが有効ですが、非常に頑固で根絶するのは難しいです。
- トコジラミは不完全変態で、幼虫から成虫までほぼ同じ形をしています。
- 吸血をしては脱皮を繰り返し、孵化から約2カ月で成虫になります。
- トコジラミは気温25度、湿度60%以上の環境を好みます。夏が活動・繁殖のピークですが、冬でも室温が一定に保たれていれば活動します。
- トコジラミは寿命が約1年で、その間に最大500個程度の卵を産みます。
- 卵から孵化すると約2年間は絶食状態でも生きられます。
- トコジラミには、「トコジラミ」と「タイワントコジラミ(ネッタイトコジラミ)」の2種類があります。
- トコジラミは日本や欧米で一般的に見られる種類で、タイワントコジラミは東南アジアや南米で見られる種類です。
- トコジラミはカメムシ目に属する昆虫で、シラミとは近縁ではありません。
- 体長は成虫で5~8mmで、幼虫・成虫ともに吸血します。
- トコジラミは人やペットの血液を栄養源としていますが、特定の宿主に依存せず、様々な動物から吸血することができます。
- トコジラミとタイワントコジラミは形態的によく似ていますが、トコジラミは前胸の縦横比が2.5倍程度であるのに対しタイワントコジラミは2倍程度と少し細長くなっています。
- トコジラミは日本や欧米で一般的に見られる種類で、タイワントコジラミは東南アジアや南米で見られる種類です。
- タイワントコジラミはトコジラミよりも高温多湿な環境を好みます。
- トコジラミとタイワントコジラミはともに人間の血液を吸血しますが、タイワントコジラミはトコジラミよりも吸血量が多く、吸血後の皮膚反応も強いと言われています。
