ネオジム磁石規制について

徒然なるままに

 

ネオジム磁石は強力な磁力を持つ磁石で、玩具や工作などに使われることがあります。

 

しかし、子どもが誤って飲み込んでしまうと、消化器官に穴が開いたり、腸閉塞になったりする危険性があります。123

 

 

 

そこで、経済産業省は2023年5月16日に、ネオジム磁石を使った玩具「マグネットセット」と、水を吸収して膨らむボール状の樹脂製玩具のうち、子どもが誤飲する恐れのある小さなものについて、製造や販売を禁止する規制を設けると発表しました。124

 

 

 

規制対象となるのは以下の2つに該当するものです。

 

 

子どもが誤って飲み込むおそれのある直径およそ3センチ未満のもの
飲み込んでしまうと体内でくっつくおそれのある磁力の強いもの
規制は2023年6月19日から施行されます。14

 

 

ネオジム磁石は便利なものですが、安全に注意して使用する必要があります。5

 

 

対象外について

 

 

規制は玩具としての「マグネットセット」に限られており、個々のネオジム磁石は対象外です。12

 

 

ただし、玩具としてではなくても、子どもが誤って飲み込むおそれのある直径およそ3センチ未満で、磁力の強いものは危険です。31

 

 

そのため、一部のメーカーや販売店は、自主的にネオジム磁石の出荷や販売を停止することを発表しています。

 

 

規制対象外のネオジム磁石を使う場合は、安全に注意してください。3

 

 

【追伸】

 


ネオジウムは、希土類元素の一種です。銀白色の金属で、融点は1,024度、沸点は3,027度です。

 

ネオジウムは磁石を作るのによく使われ、最も強力な磁石の一種です。

 

ネオジウムは、スピーカー、モーター、ハードディスクなどの電子機器にも使われています。

 

 

【追伸2】

 

ネオジム磁石は、強い磁力を持った永久磁石として、さまざまな製品に使われています。12

 

 

例えば、スピーカー、ハードディスクドライブ、エレベーター、自動車、風力発電機、MRIなどにネオジム磁石が利用されています。13

 

 

ネオジム磁石は、日本の佐川眞人博士によって1984年に発明されました。13

 

佐川博士は2022年に「ネオジム-鉄-ボロン(Nd-Fe-B)永久磁石の粉末焼結製法を開発した功労」によりエリザベス女王工学賞を受賞しました。1

 

 

 

 

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