先日のNHKのブラタモリで、岩国の錦帯橋が話題となっていました。
ここで、驚いたのは、日本式の木組みの技術でした。
究極の匠の技を実感するものでした。
そこで、この錦帯橋の木組みの技術について調べてみました。

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錦帯橋は、山口県岩国市の錦川に架かる木造アーチ橋です。
1673年に完成し、2023年には創建350年を迎えました。
錦帯橋の構造は、中央3連が迫持式アーチ橋、両端2連が反りを持った桁橋構造です。
迫持式アーチ橋は、桁を水平方向に押し出す力を、アーチの形状によって支える構造です。
この構造により、桁の長さが長くても、アーチの形状によって支えられるため、強度を高めることができます。
錦帯橋の木組みの技術は、以下の3つの特徴があります。
- 「組み継ぎ」の技術
錦帯橋の桁は、木材を継ぎ合わせて作られています。
この「組み継ぎ」の技術により、木材の長さを確保し、強度を高めることができます。
- 「棹掛け」の技術
錦帯橋の橋脚には、棹掛けと呼ばれる木材が取り付けられています。
この棹掛けにより、桁を支え、アーチの形状を維持することができます。
- 「楔」の技術
錦帯橋の桁は、楔と呼ばれる木片で固定されています。
この楔により、桁が外れないように固定することができます。
これらの木組みの技術により、錦帯橋は350年以上もの間、風雨に耐え続けています。
錦帯橋の木組みの技術は、日本の伝統的な木造建築の技術を代表するものであり、世界でも高い評価を受けています。
錦帯橋は、木組みの技術の粋を集めた、日本の誇る名橋です。