本日2019年4月30日は、平成31年最後の日で、
明日5月1日の午前0時から年号が『令和』に変わります。
年号が変わるのは、天皇陛下の代替わりに伴うものです。
現在の125代明仁天皇が生前退位されて、現在の徳仁皇太子が新天皇に即位することなります。
日本国憲法に於いては、天皇は象徴の位置づけとなっています。
第二次大戦即ち、太平洋戦争の敗戦後の米国のマッカーサー占領軍の
支配下のもとで制定された日本国憲法で、象徴天皇として位置づけられました。
天皇制に関しては、存続・廃止の両論がある中で、
天皇制廃止による日本国民の反乱等を恐れた、マッカーサー占領軍は、
政治権限を剥奪する形で日本の伝統的な制度である天皇制を残す決断を下したとも言われています。
これにより、日本の天皇制は断絶することなく、存続することになりました。
日本の天皇制は、父系(男系)親族による世襲制度を踏襲しています。
この皇族、王族の世襲制度に関しては、世界的にも異論があるものの
日本は、父系継承を伝統としています。
象徴天皇に関して意義に関しては、日本においては定着化しており、
昭和、平成、令和と引き継がれることとなりました。
今後はどうなるかについては、微妙な諸問題を含んでおりでおり、
議論が活発化しない傾向があります。
なにはともあれ、天皇を取り巻く皇族に関しては、宮内庁という役所も存在し、
祭事のための諸費用、各所への訪問、移動の度に、多額の身辺警護費用等が発生しています。
この国費負担をどう解釈するのか、議論のあるところかも知れません。
また、女系皇族問題も議論の課題となっていますが、
今後どのように展開していくのか行方が注目されます。
日本の伝統の天皇制を守り続けるべきか否かの議論は難しい問題のひとつです。