2023年の『うさぎ年』を迎えたわけですが、今年の運勢の占いでは『飛躍の年』となっています。

穏やかな卯(うさぎ)ですが、その跳ねる姿から、日々の生活を大切にしながらも、大きく飛躍する年となりそうということです。
しかしながら、
年末から年始にかけて、
テレビや新聞等のメディアが取り上げたのは、
どちらかというと、
日本にとって暗い話題ばかりです。
『[日出る国から日沈む国]』への転落史観です。
国の問題点を指摘するのは悪いことではありませんが、
あまり自虐的になるのは考えものです。
自虐史観の転換に関しては、『日本国紀』に強調記述されています。
日本にもまだ「世界一」といわれるものがあります。
まず思いつくのは、
★きっと「長寿」ですよね!
日本人の平均寿命は男性81.41歳・女性87.45歳。“人生100年時代”なんて言われますが、決して大げさではないのかも!
医療制度の充実、健康意識の浸透、衛生意識の徹底等が要因かと思います。
今後も平均寿命は伸び続けるのでしょう。
少子高齢化が更に進んでしまうということです。
岸田内閣の異次元の少子化対策が効果を生むかは疑問ですが、取組姿勢は評価できます。
将来の日本への期待感、子供の成長を楽しみできる生活、老後の生活の安定性期待等々の
未来の社会環境への希望があることも大切なことです。
将来が不安な状況では、結婚も出産も躊躇せざるをえません。
平均寿命が伸びても、単に、生きているだけで病気や怪我で床についていたのでは意味がありませんよね。
健康で生活できること『健康寿命』が大切ですよね。
次の世界一は、
★公衆衛生や治安の良さ、というのは、海外から日本を訪れる旅行者の多くが驚くことのひとつです。
その象徴的なものが「自動販売機」!
普及台数は494万台強と、約650万台のアメリカに続く第2位ではあるものの、人口に対して42人に1台の割合で設置されており、人口比率では世界一を誇ります。
しかも、
自動販売機の種類も豊富であり、販売される商品も多種多様であるということですよね。
心配なのは、製造業分野の世界一です。
★技術分野では、
ものづくりライブラリーが興味深いサイトです。
微細加工技術が有力ですよね。
★世界最小のネジ加工 - M0.3相当
日進工具、「世界最小M0.3相当」ねじを加工できる工具をアピール
★世界最小の樹脂ネジ加工 - M1.2
「RENYマイクロねじ」日本ケミカルスクリュー株式会社
★世界一小さい電磁クラッチ -
小倉クラッチ製MC0.4型、直径19mm。
等々の微細加工技術では優位性を確保しています。
◆時計技術等の世界では、
★世界一正確な時計 -
香取秀俊が開発した原子時計(日本の旗 日本)。誤差は300億年に対し1秒[65]。
★世界最大の砂時計 -
仁摩サンドミュージアム砂暦。1tの砂を1年かけて落とす、1年計砂時計[67]。
更に、
★日亜化学工業 - 世界大手のLED照明メーカー。
★ソニー - 世界最大のビデオカメラメーカー。
★キヤノン - 世界最大のデジカメメーカー。
スマホの普及により、一般の消費者用のカメラやビデオカメラの需要は減少していくでしょうが、業務用やプロ用の需要はまだまだあるものと思います。
今後も期待される分野ですよね。
◆日本はソフトウェア分野では弱いと言われています。
しかし、意外なことに
★最も使われているOS(や相当するアーキテクチャ)- TRON(基本的に無償で提供され、台数の多い組み込みシステムや端末で大量に使われているため)
残念ながら、
パソコン市場で世界一の市場占有率のオペレーティングシステム - Microsoft Windowsには、負けてしまいましたが、TRONも頑張っていますね。
無償提供であることも要因とは思いますが、優秀ですよね。
★都市に関しての世界一もあります。
★東京圏- 世界最大の経済都市(都市GDP)
東京圏の経済規模は1兆9975億ドル、第2位のニューヨーク圏は1兆1819億ドル。
★東京圏- 世界最大の都市圏人口。約3800万人で、世界一のメガシティ。二位のデリーは2263万人。
東京への一極集中は問題ですよね。
◆小売り・外食分野では
★セブン-イレブン(発祥は、 アメリカ合衆国) - 世界最多の店舗数を展開するチェーンストア。世界15の国と地域で34,534店舗を展開。(2008年6月)
主要な作物の生産高などでは残念ながら他国に追随することの多い日本ですが、実はこんなところが世界一。
★それは「牛肉の輸入量」!
国産和牛もあるのに、海外の安価な牛肉が大量に輸入されていますね。
★意外な食料品として、日本は「タコの消費量世界一」!
なんと、世界の収穫量の6割近くを日本が消費している計算に!私たち、どれだけタコが好きなんでしょう……。
★日本が世界に誇る<日本生まれの世界一>。
ズバリ「世界一」という名のりんごです!
世界一でなくても、世界で日本優位な、技術や商品は数多く存在しています。
自虐思想から脱皮して、それらを更に発展・進化させていきたいものです。
過去の『ジャバンアズNO1』の元気を復活させたいものですよね。
日本の強みは『製造業』にある筈です。
半導体製造業の復活を目指して、政府もなんとか本気を出そうとしています。
半導体製造会社の『ラピダスの創設』と『ラピダスとIBMの技術提携』、『台湾のTSMCの工場誘致』に対する投資等もその一環です。
半導体の供給が止まれば、乗車業界で自動車の生産がストップします。
実際起こっている現実です。
自動車の生産台数が大幅に減少するという現象が生じています。
半導体は、家電、スマホ等は勿論のこと、自家用自動車、流通に欠かせないトラック、戦車やミサイル、戦闘機等にも多数搭載されています。
これらの戦闘武器の半導体の供給が止まると国防上の大問題となります。
ウクライナへのロシアの侵略により、ロシアは、米国やEU諸国から半導体等の部品の供給をしないようにする制裁を受けています。
このために、武器の製造ができない、戦闘機等の武器のの修理ができないという状況に陥っています。
この状況から米国は、ロシアへの制裁は勿論のこと、中国への半導体技術の供給停止戦略を強引に推し進めています。
一方では、米国内での半導体製造を推進しています。
この米国の戦略に、日本も追従することを強要されています。
外圧でしか、動けない日本としても米国の戦略に便乗して、半導体の国内生産を強化しようとしているのです。
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ところで、
日本の通貨の『円』ですが、
「相対的に防衛能力が高そうな通貨」であることは事実です。
世界最悪の政府債務残高という誤解やハイペースで進む少子化、結果としての低成長などにもかかわらず円や日本国債が安定してきた背景に、そうした「鉄壁の需給環境」への信頼があったことは論をまちません。
世界最悪の政府債務残高という誤解と言いましたがこの誤解は財務省のトラウマとしてなかなか誤解が解けていないのです。
「日本は世界最大の債権国である」
この事実を再認識すべきです。
◎2022年対外純資産ベスト4
1位/日 本 ・・・ 411兆円
2位/ドイツ ・・・ 315兆円
3位/香 港 ・・・ 242兆円
4位/中 国 ・・・ 226兆円
具体的な数字を見ると、
対外純資産残高は前年比15・8%増の411・1兆円と2年ぶりに増加しました。
1年で56・1兆円という増加幅も過去最大。世界2位のドイツとの差は100兆円近くまでに開き、31年連続「世界最大の対外純資産国」のステータスを維持したのです。
しかし、56・1兆円という増加分の内訳をみると、若干の不安もよぎります。
「取引フロー」要因で増えたのは10・7兆円。後は資産価格の変動によるもので、「為替相場変動」要因が62・2兆円の増加「その他調整」要因が、116・8兆円の減少だったからです。
しかし、間違いなく、『世界一の債権保有国』なのです。

現時点では、円安不安がありますが、一時的なものと思います。
やがては、日本経済復活によって、この円安不安は徐々に解消していくものと信じたいと思います。
